2006-07-14から1日間の記事一覧

データベースバッファキャッシュのチューニング(2) --- チューニング目標、診断方法

チューニング目標 ディスクI/Oは負荷が高いのでなるべく減らすことが重要 OLTP系システム:バッファヒット率90%以上 DSS系システム:ディスクから読み込むことがほとんどなので、メモリよりもI/Oチューニング重視する 他のプロセスのためのメモリも必要なの…

データベースバッファキャッシュのチューニング(3) --- 表のキャッシュ

表のキャッシュ フルスキャンされる小さな参照表が対象 フルスキャンはLRUリストの末尾に置かれるため、すぐなくなってしまいI/Oが増える。それを防止するのが目的 キャッシュ方法はcreate table ... cache|alter table ... cache|select /*+cache*/ どの…

データベースバッファキャッシュのチューニング(4) --- 複数バッファプール

複数バッファプールの概要 オブジェクトごとにデータブロックが読み込まれるキャッシュを使い分ける アプリケーションのアクセス特性が分散している場合に検討 LRUリストもそれぞれに用意される メモリ側の設定とセグメント側の設定が必要 複数バッファプー…

データベースバッファキャッシュのチューニング(5) --- その他

空きリスト競合の解決 空きリストの数を設定した表を再作成して、データを移動する ALTER TABLEコマンドで空きリストの数を変更する 複数I/Oスレーブ DBWR_IO_SLAVESパラメータ:DBW0に対するスレーブプロセス数(default:0) BACKUP_TAPE_IO_SLAVES:RMANで…